私は中小企業診断士試験に約1年間の勉強期間で一発合格しました。
世間では合格までに1,300時間は必要と言われている中小企業診断士ですが、これはあくまで平均勉強時間が1,300時間というだけです。
受験生によってバックグラウンドが全く違うので参考値ですね。
本記事では中小企業診断士で出題範囲の科目全ての前知識がゼロだった私がどれくらい勉強時間をかけて合格したかをまとめました。
目次
勉強時間の確保は根性!言い訳してても始まらない
最初に伝えておくと私は会社を辞めたい・転職したい一心で根性で勉強をし続けていました。
誰でも同じ勉強量・スケジュールは難しいと思いますし、切羽詰まっていないのなら無理せず2~3年かけて合格を目指しても良いと思います。
ただ、中小企業診断士の平均年収は780万円です。
診断士に合格した瞬間に年収が上がるわけではありませんが、少しでも早く合格したほうが年収も上げられるし、当時イヤで仕方なかった営業も辞められると考えてムリして勉強していました。
睡眠時間が足りない
友人と遊ぶ時間がない
同僚や上司に飲み会に誘われる
言い訳は作ろうと思えばいくらでも作れます。
勉強以外の余計なことは削りきって長い人生で1年くらい勉強漬けの生活でも良いと思いませんか?
知識0の状態からでも根性があれば中小企業診断士は1年で合格できます。
私は良い学歴を持っているわけでもなく、高校の偏差値が高かったわけでもありません。
中小企業診断士に興味あるけど難しそうだしなー…と考えている人はぜひ参考にしてください。
平日の勉強時間とスケジュールまとめ
平日でも勉強時間は4時間半+通勤時間中の勉強1時間(乗り換えなどでスマホを使えない時間をのぞくとこれくらい)は確保していました。
このスケジュールで生活すると睡眠と食事以外はすべて仕事か勉強になります。
スマホで動画講義が受けられる通信講座で勉強していたので移動時間も勉強漬けです。
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それまで移動時間はスマホでゲームをしていたり、5chのまとめサイトや動画を見ていた時間だったので、本当にムダを限界までそぎ落としていましたね。
ただ、もちろん最初からこのスケジュールで勉強時間を確保していた訳じゃないです。
ブラック企業よりの会社だったので↑の画像のスケジュールのように19時に帰宅できる環境じゃありませんでした。
勉強をはじめて4カ月ほど経過したところで、
このままじゃ絶対合格できない…
と感じて残業をほぼしなくなりました。
当然他の社員はもっと残業していたが、周りに疎まれることよりもさっさと合格して転職することが大事だと考えて帰宅して勉強していました。
会社の飲み会もすべて断っていたので上司も相当扱いにくかったでしょう。
睡眠時間は最低6時間くらいは取らないと続けられないと感じていたので、絶対に23時には寝るように心がけていました。
体調を崩してしまえば勉強もできなくなってしまいますからね。
ただ、それでも眠かったのでリポビタンDを常備して毎朝飲んで気合を入れながら出社していました。笑
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休日の勉強時間とスケジュールまとめ
休日はさらに勉強一色の生活です。
約14時間を勉強時間として確保していました。
平日は6時間睡眠で体を酷使していたので、休日は8時間は睡眠して体力を回復させていましたね。
さすがに連続で何時間も勉強していると集中力が切れてしまうので、そんなときは外を散歩しながら苦手な論点を1人講義していました。(もちろん一人言です)
完全に不審者ですよね。
ただ、苦手な論点を他人に説明するのは情報を整理するのに有効です。
長時間勉強しているとどうしてもダレてしまう時間がでてきます。
少しでも長く集中できるように軽い運動や栄養ドリンクの補給など工夫してみましょう。
合格までに費やした勉強時間は約2,150時間
勉強を始めてすぐの4カ月はあまり勉強出来ていませんでしたので1日の勉強時間を約1時間とし、残りの8か月間を平日5時間半・休日14時間で計算すると約2,150時間です。
我ながらキチ〇イじみた勉強量だと思います。
もちろん正確に計測したわけではないので多少ブレると思いますが近い数値のハズです。
中小企業診断士になるための平均勉強時間は1,300時間なので約850時間も多く勉強していたことになりますね。
まぁ勉強時間を詰め込みすぎて効率が悪かった時間もあったと思いますし、地頭も良くないので平均以下になるのは仕方なかったと思います。
ただ、勉強時間さえ確保すれば前知識0でも1年で中小企業診断士に合格できることは証明できました。
時間がないと嘆くあなたへ!徹底して勉強時間を作る方法!
試験勉強の最大の敵は勉強時間を確保できないことです。
現在の通信講座はタブレットやスマホがあれば動画講義やアプリですぐ勉強できる仕様なので、やる気があればちょっとしたスキマ時間でも勉強ができます。
ちょっと頭を捻ると勉強できる環境はいくらでも見つけられます。
ここでは私が活用した勉強時間を作る方法をまとめました。
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朝は職場の近くのカフェで始業時間まで勉強
朝の勉強時間は職場近くのカフェ等で確保していました。
カフェとおしゃれに書きましたが実際は大半マクドナルドです。笑
会社に遅刻するわけにはいかないけれど、ギリギリまで勉強したいとなると会社の近くにいるしかないですよね。
自宅でギリギリまで勉強していると人身事故などで遅刻の可能性がでちゃいますからね。
ただ、転職してカルチャーショックを受けたのですが、人身事故などで遅延しても遅延証明さえあれば上司に怒られたりしない職場が普通なのですね。
私はどんな理由でも遅刻すると怒られる会社だったのでマックでやるしかありませんでしたが、
遅延証明を出せばOKな会社に勤務している人は自宅で勉強でも良さそうですね。
通勤時間を利用して動画講義を受ける
現在の中小企業診断士の教材はだいたいスマホで動画講義が受けられるようになっています。
教材によって動画講義への力の入れ具合が違うので、毎日通勤時間に利用するつもりならば通信講座を選びましょう。
予備校の動画講義はあくまでオマケなので板書やテキストを録画しただけで見にくいものが多いです。
多くの通信講座は講師による生講義がない分、動画講義に力を入れており、板書の録画でなくデジタルデータを使って見やすいよう作られています。
デジタルデータを使って説明する通信講座の講義
板書と紙のテキストを写した予備校の講義
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営業に行くフリをして外で勉強(非推奨)
これは営業マン限定ですが、私はよく営業にいくフリをして外で中小企業診断士の勉強をしていました。
非推奨なので自己責任でお願いします。笑
言い訳ですが、試験本番が近くなると「勉強しても勉強しても不安」な状態になるんですよね。
今なら、ここまでくると合格まであと一歩の状態だとわかるのですが、当時は常に追われている感覚でした。
合格するまでお酒は飲まない
私はお酒が好きなので、同僚や上司に飲み会を誘われたらほぼ断りませんでしたし、一人で自宅で飲むこともありました。
ただ、試験勉強をはじめてからは一切お酒を飲まなくなりました。
お酒を飲んでしまうとその日はもう勉強できませんし、最悪翌日の朝もまともに勉強ができません。
1回お酒を飲むだけで4時間以上勉強ができないと考えると恐ろしくて断酒せざるを得ませんでしたね。
おかげで肝臓の状態は良好になりました。
睡眠時間を確保しないと逆に勉強時間を失う
私は勉強時間を確保するために残業を減らしましたが睡眠時間を減らす人もいます。
私は独身で下っ端だったので好きに行動できましたが、立場があったり家族がいると残業を減らすことができず睡眠時間を削る人もいますよね。
診断士の知人の話ですが、その知人は一度睡眠時間を削りすぎて倒れ、奥さんに泣かれた経験から勉強時間を減らしたそうです。
少しでも早く合格したかったのだと思いますが、家族を不安にさせてまでやることか?と思われてしまうのは仕方ないですよね。
結局、科目合格を上手く使い3年で合格したようですが、環境によってできるムチャのレベルは変わるという例ですね。
試験前日はムリにでも有給休暇をとろう
本気で中小企業診断士に合格したい人は必ず試験前日は有給を取りましょう。
どれだけ有給を取りにくい職場だったとしても絶対取得して欲しいです。
私はかなり前から「地元の友人の結婚式があるから絶対休みたい」と伝えており休暇を取得しました。
前日は知識を詰め込むということはせず軽く全科目の復習をしながら心を落ち着けてください。
それまでの頑張りが報われるかどうかの大切な日に備えて休むのは当然のことです。
周りが理解してくれなさそうなら体調不良の当日欠勤でも良いと私は思っているくらいでs。
診断士試験に一発合格した私の勉強時間とスケジュールまとめ
勉強のスケジュールを詰め込めば知識がゼロからでも1年で一発合格は可能です。
ただ、勉強以外のことを捨てる1年になってしまいますけれどね。笑
気合と根性と勉強時間だけで合格したという記事になりましたが、実際のところ勉強を始める前にテキスト選びでかなり時間をかけたことも大切だったと思っています。
これから中小企業診断士を目指そうとしている人は、私がテキスト選びで集めた情報を記事にまとめたのでぜひ↓の記事もどうぞ。
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