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中小企業診断士試験の過去問の使い方!一次・二次試験別に紹介

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どの資格試験の勉強をするのにも大切なのは過去問をやりこむことです。

当然中小企業診断士試験も過去問を攻略することは非常に重要です。

ただ、中小企業診断士試験は他の試験と違い過去問やテキストを丸暗記するような勉強法では合格できません

本記事では効率的に中小企業診断士になるために、過去問の有効な活用の方法をまとめています。

 

中小企業診断士一次試験での過去問活用法

一次試験は7科目もあるので勉強が非常に大変ですよね。

1科目ごとの範囲も広いので、1科目に集中しているうちに他の科目をどんどん忘れていくので可能な限り効率的に進めることが大切です。

テキストの隅から隅まで覚えようとしていたのでは時間がいくらあっても足りません。

 

効率的に進めていくことが求めれられる中小企業診断士試験では過去問を上手く活用することが重要です。

ここでは一次試験における過去問の扱いをまとめました。

 

過去問を実力チェックに使う!というありがちな間違い

過去問はテキストで学んだ知識がどうやって問われるか?を知るための超優良なテキストです。

レベルが低めの資格試験だと「過去問とほぼ同じ内容でしか出題されない」ということもあるので、過去問を解きまくるだけでも合格に近づいたりします。

 

しかし、中小企業診断士試験はテキストを丸暗記しても合格できない試験です。

診断士試験で大切なのは知識を「知っている」レベルから「使える」レベルに昇華させることです。

 

間違った過去問の使い方

間違った過去問の使い方

1.講義を受ける
2.テキストを読みながら講師が解説した重点ポイントにチェックする
3.練習問題にチャレンジする
4.テキストを1周したら過去問を解いてみる

 

上記のような勉強法をしている人も多いのではないでしょうか。

この勉強法でも時間をかければ合格は可能だと思いますが、出題範囲が膨大で難易度も高い中小企業診断士試験では効率的とは言えない勉強法です。

 

中小企業診断士試験における過去問の正しい使い方

過去問の正しい使い方

1.講義を受ける
2.テキストを読みながら講師が解説した重点ポイントにチェックする
3.講義で触れた範囲の過去問を解く(どう問われるかを確認)
4.過去問で聞かれたポイントをテキストにチェックする
5.テキスト復習する

 

上記のような使い方が重要です。

はじめは過去問を解いてみて正解できなくても全く構いません。

過去問での問われ方を知った上でテキストを復習すると見え方も変わってきます

 

これを繰り返すことで知識が定着し、徐々に得点できるようになっていきます。

テキストを1周してからようやく過去問を使い問われ方を知ったのでは効率が悪すぎます。

 

2と4でテキストを汚していくことにより、重要論点がすぐにわかるあなただけのテキストが完成しますよ。

 

また、年度別ではなく論点別に過去問をまとめている参考書でおすすめは論点別・重要度順過去問完全マスターです。

どの出版社の過去問も巻末の索引から同論点の問題がわかる仕様になっているハズなので、すでに過去問を購入している人は買いなおす必要はありませんが、わざわざ調べるのが面倒な人は購入しても良いかもしれません。

 

マークシート方式の一次試験攻略で大切なこと

一次試験は4択か5択のマークシート方式です。

そのため、過去問を解いていても運が良ければ正解します。

本番の試験ならばそれで良いのですが練習でそれは命取りです。

 

「そんなことは言われてなくてもわかっている」と思ったそこのあなた。

正しい選択肢を選べという問題で、確実に正しい選択肢を見つけただけで次に進んでいませんか?

 

繰り返しですが、中小企業診断士試験の勉強で大切なのは「どんな視点で問われるかを知る」ことです。

間違っていた選択肢も、「なぜ不適切なのか」「どこが不適切なのか」まで説明できないと所詮運良く解る視点で出題されただけです。

本番で同じ論点が別視点で出てきたときに後悔しますよ。

 

過去問には「出題視点の確認」「時間配分の確認」の2種類の使い方がある

過去問には2つの使い方があります。

 

1つ目はこれまで説明してきた「出題される視点の確認」です。

過去問を実力チェックとして使うのではなく、H30年度をすべて解くという使い方ではなく、H25~H30年度の財務・会計のファイナンス理論を解くといったような使い方ですね。

過去問に横串を通して使うと表現されることが多いですね。

 

2つ目本番を想定した「時間配分の確認」です。

「財務・会計」や「経済学・経済政策」は試験時間が60分と他と比べて短いため時間が足りないということも起こりえます。

時間があれば解けた問題があったのに解答できなかった…という事態を避けるために最低でも1度は試しておくべきです。

 

「時間配分の確認」は単元ごとの得手不得手がはっきりでてくる試験勉強後期にこそ必要になってくる過去問の使い方ですね。

 

中小企業診断士二次試験での過去問活用法

一次試験は主に記憶力を試される試験でしたが、二次試験は応用力を試される試験です。

そのため、極端なことを言えば一次試験に合格できる知識があれば何もしなくても受かる人もいる試験です。

 

二次試験で得点するために必要な能力は一次試験で覚えた基礎知識の他に「論理的思考力」「分析力」「記述力」です。

ただ、過去問を解いてもこの3つの力ごとに点数が出るわけではないのでどの力が足りないかわからないという特徴があります。

 

ここでは過去問を解きながら意識したほうが良いポイントをまとめした。

 

一次試験で覚えた基礎知識は正しいか

二次試験で問われる単純な知識は基本的に一次試験で覚えたものだけです。

だからこそ、「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」が苦手だった人は注意が必要です。

 

事例Ⅰ~Ⅳは主に上記3科目を中心に問われます。

一次試験で他の4科目で高得点を取り平均点を上げて通過していたり、科目合格制度で長い間触れていなかった受験生は一次試験のテキストを読み返しましょう。

 

当然ですが、二次試験は基礎が固まっていること前提で出題してきます。

問題自体が十分理解できていないと合格点はまずとれませんからね…

 

予与文の状況を把握する分析力は十分か

二次試験で適切な解答をするためには与件文から状況を読み取る分析力が必要です。

それにはSWOT分析を使った与件文の整理が必要です。

 

解き始めてからまず設問の理解・分析を行うと思いますが、そこであなたが抽出した情報は解説に載っているものと同程度抽出できていますか?

もし情報が足りていないようならSWOT分析を再度学びなおし、分析力を高めて再チャレンジしてみましょう。

 

論理的思考力(ロジカルシンキング)ができているか

SWOT分析で必要な情報は抽出できているけど解答に至るまでのロジックが組み立てられない…という場合は論理的思考力(ロジカルシンキング)が足りていない可能性があります。

対応策は、あなたが解答を導き出した手順を紙に書き、解答との考え方の違いを明確にすることです。

 

また、全ての解答に一貫性があることも確認しましょう。

設問ごとに見るとおかしくない解答だったとしても、全体を通してみると真逆のことを書いている…という場合は論理的思考力が足りていない証拠です。

 

2次試験対策のロジックマップ

参考 ロジックマップ スタディング

 

採点者が得点を与えやすい解答になっているか

中小企業診断士二次試験が難関だと言われる理由の1つに論述形式だということがあげられます。

普段文章を書かない人が多いにも関わらず、二次試験ではさらに「論理的に」「時間内に」書くことを求められるので大変です。

 

解答を考えながら文章を作っているとどうしても曖昧な書き方になってしまいます。

書き始める前に解答する内容をしっかり固め、簡潔に伝えるべきことをまとめましょう。

 

「また診断士2次試験落ちた…」多年度受験生にありがちな3つの失敗

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終わりに

中小企業診断士の過去問は腕試しのために使うオマケではありません。

過去問こそが最高のテキストだと言えるレベルで重要です。

 

ただ、過去問と同じくらい重要な論点をまとめたテキスト一次試験対策から二次試験を見据えた教材大切です。

 

過去問は予備校や通信講座の種類によって変わることはありません。

だからこそ、あなたに合ったテキストを見つけれるかどうか合格までの効率は変わってきます。

 

もし中小企業診断士のテキストや学習方法を決めていないようでしたら↓の記事もどうぞ。

 

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