中小企業診断士の独立

養成課程出身でも独立できるレベルになるのか?

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私の知り合いの中小企業診断士に30歳前半の元銀行員Sさんという方がいます。

Sさんは1次試験合格後「中小企業大学校」に通い中小企業診断士になりました。

いまでは中小企業診断士として独立し、コンサルタント業務に邁進しています。

 

中小企業診断士を目指す人が多い金融業界ですが、コンサルティング業務と金融業務は全くと言っていいほど別モノです。

そこで今回はSさんが中小企業大学校を卒業して独立を果たした経緯をお伝えします。

 

Sさんが独立を考えた経緯

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Sさんは某大手地方銀行で出世街道に乗っていたエリートです。

同期でも1番の成績を残しているだけでなく、資格の取得も熱心だったことを評価されて、銀行から中小企業大学校への派遣を命じられました

元々正義感の強かったSさんは、中小企業に対してできるだけ支援したいと考えていました

 

しかし、公共性の高い事業ではありますが、銀行も利益を追求しなくては生き残れない時代です。

支援とは程遠いような仕事を上司から命じられることも多かったようですが、そのような仕事をしなくとも結果を出して上司を黙らせることができるよう、Sさんは様々な知識をつけるための勉強をかかさなかったようです。

 

勉強を行うなかで中小企業診断士の存在を知ったようです。

最初は、資格で箔をつけて出世の足がかりにするというくらいの認識だったようですが、中小企業大学校に通うなかで考えは一変しました。

 

ポイント

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「中小企業診断士を活かせば、顧客と自分が満足できる仕事をして生活できる!」

 

このような考えになるような、魅力的な講師陣がそろっていたそうです。

講師は全員独立している中小企業診断士であり、その中でも非常に優秀な方ばかりです。

そのような方々とコネクションを作れるというだけでも非常に意味のある期間ですね。

中小企業大学校のソリューション実習で出会った講師がSさんの現在でも繋がりのあるコンサルタントのようです。

実習では基本的に生徒たちがチームで結束して企業支援を進めていきますが、

生徒たちの企業支援が失敗しないように監督するのが講師です。

実習で優秀な成績を納めることで、講師のコンサルタントから

 

「卒業後に仕事を一緒にしてみないか?」

 

と誘われることもあるようです。

Sさんもこのような経緯で勉強会に参加することになりました。

Sさんは勉強会に参加し、コンサルティングを行うことで更に独立への意識は高まったようです。

 

仕事をしながら勉強会に参加し、独立している診断士とコネを作る

中小企業診断士の中には、独立を考えている中小企業診断士の背中を押すために勉強会を開いている方もいらっしゃいます。

他の士業と違い仕事を取り合う資格ではなく仕事を協力しあう士業だからこそ、このような取り組みをしている方がいます。

 

注意ポイント

勉強会といっても座学のみを行うわけではありません

Sさんが参加する勉強会を開催している方は、実際にコンサルタントとして長い間活動している方で、中小企業と顧問契約を複数交わしています。

そこでコンサルティング業務の手伝いをするのはもちろんのことですが、他のコンサルタントとのコネ作りもできたので、独立した今でも非常に役にたっているようです。

 


まずはコンサルタントとしての実績作り

実績がない状態で独立し、飛び込みで営業を行ったとしても話を聞いてくれる先はまずありません。

なぜなら実績が何もないからです。

そのため、勉強会に参加し実績を作ります。

ポイント

当然その間のコンサルタントとしての給料は0円です

Sさんは独立するまでの間、昼は銀行員として膨大なノルマを達成するために働き、

夜は勉強会で任されている仕事を行うという二足のわらじを履く生活をしており、

睡眠が平均3時間だった時期もあるそうです。

しかし、少しでも早く顧客からお金をもらえるレベルの仕事ができるようになりたいという思いで奮起して頑張ったそうです。

そのおかげで、独立当初から安定して仕事が入り続けたようです。

 

一人前と認められ独立

コンサルティング業務の手伝いをしていたある日、Sさんがお世話になっている中小企業診断士が支援企業の社長に

「彼はもう1人前のコンサルタントとして給料をもらえるレベルに到達している。何かあったら依頼してあげて欲しい。」

と言ってくれたそうです。

突然の事だったのでSさんは少し困惑したそうですが、そのころには一人でだいたいのことを回せる状態になっており、

自身もついてきた時期だったので、素直に嬉しかったようです。

それからほどなくしてSさんは銀行を退職しました。

出世街道を歩んでいたので、周囲からは退職を惜しむ声が多かったようですが、Sさんの思いは変わりませんでした。

 

独立しても関係がなくなるわけじゃない

実力を認められ独立したSさんですが、勉強会には引き続き参加しているとのことです。

前述した通り、

中小企業診断士は他の士業と違い仕事を助け合う士業

です。

そのため、大がかりな仕事があった際に知り合いの中小企業診断士に依頼するために関係を持ち続けます。

もちろん依頼するだけでなく、依頼されることもあるので開業初期には勉強会参加は大切です。

 

ちなみに年収はどうなった?

現在のSさんの年収は1000万円を超えているそうです。

勉強会に参加している中小企業診断士のなかではまだまだ低いほうだと言うので驚きですよね。

顧問契約を結ぶ企業ができると収入も高い水準で安定するみたいですね。

もちろんそれに見合った実力は求められますが、顧客に感謝されて給料も高いなんて非常にうらやましいことです。

 

おわりに

中小企業大学校出身で独立している知人がいたので記事にさせていただきました。

試験組か養成課程組かを気にする人がたまにいるようですが、取得してしまえば同じ中小企業診断士です。

試験組だから○○、妖精課程組だから○○。なんていうのは偏見ですよね。結局人次第です。

たまたま2chでそんな書き込みを見かけたので気になっていました。(笑)

もし、あなたが養成課程を経て独立を考えているのなら躊躇することはありません。

すべてはあなたの行動次第です。

 

 



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