中小企業診断士の有効性

中小企業診断士を取得する年齢は?

更新日:

知人の中小企業診断士に私がこのサイトを運営していることを話したところ、

もっと中小企業診断士を増やしていきたいので、

ぜひ記事を書かせてくれと言ってくださいました。

非常にありがたいです。今回はその記事を紹介いたします。

実際に中小企業診断士は「おじさん」が多い!

yakusan20160801365210_TP_V

中小企業診断士の登録期間は5年間であり、5年後に更新する必要があます。

その更新のための要件のひとつが、理論政策更新研修と呼ばれる座学形式の研修です。

登録期間内にという座学の研修に5回以上参加しないといけません。

その研修に参加する度に思うのが、「中小企業診断士はおじさんが多いな」ということです。

 

 

おじさんの自分が言うのも何ですが、本当におじさんが多いのです。

私が中小企業診断士の勉強を始めたのは、自身が30歳のころなのですが、

私の勉強仲間は、5~10年ぐらい年上の方が多かったです。

直近のデータを見ても受験生の7割強が30~40代です。

年齢的には、会社で部下がついたり、責任のある仕事を任されるようになったり、

ちょうどそれぐらいの年齢層の人が多く受験しています。

 

実は、中小企業診断士は、平成13年度に大きな制度変更があり、

受験生の若年化が進んだと言われています。

それでもこの数字です。

旧制度の頃から授業を持たれていた予備校の先生によると、

「以前は、50歳代後半から60歳代前半の受験者が比較的多かった」

という話をされてました。



一次試験に合格しやすいのは30代~40代

PAK86_keibashinbunmotteru_TP_V

中小企業診断士試験を主催している中小企業診断協会のホームページに、

平成16年~平成26年の一次試験、二次試験の受験者データ(男女別・年齢別・勤務先区分別人数)が公開されています。

このデータを使い、年齢層から合格しやすい人がどのような人か分析しましょう。

まず、一次試験ですが、10年間の平均合格率は、各年齢層で以下のように、30代、40代を中心に山型になっています。

 

ポイント

 20歳未満: 5.0%
 20代   14.1%
 30代   17.2%
 40代   16.0%
 50代   14.2%
 60代   13.1%
 70歳以上  4.5%

 

一次試験は、「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」と7科目の択一式の問題であり記憶力が問われます。

記憶力が求められる資格試験では、若年層の方が強いのが一般的傾向としてあるものの、

科目の幅が広く、実務に関連する知識を問われる傾向のある試験ですので、

記憶力とバックボーンとなる社会人としての知識のバランスの良い、30代、40代が有利なのでしょう。

 

二次試験に合格しやすいのは20代などの若い層

C789_koronbia_TP_V

一方、二次試験ですが、同じように各年齢層別の10年間の平均合格率をみてみましょう。

こちらも一次試験とは違い、最も若い20歳未満を頂点にした右下下がり型になっています。

 

ポイント

20歳未満:33.3%
 20代   22.5%
 30代   22.3%
 40代   18.7%
 50代   14.0%
 60代    8.3%
 70歳以上  3.6%

 

二次試験も、①組織・人事、②マーケティング・流通、③生産・技術、④財務・会計という実務領域から出題されるのですが、

ケーススタディのような事例問題であり、知識はほとんど求められません。

2000字~3000字の事例文を素早く読み、理解し、

与件文に記述された伏線をきちんと回収しながら解答を考え、

制限字数に収まるよう解答する必要があるテストですので、

反射神経のようなものが問われる試験です。

そう考えると、若い人の方が強いという結果はとても納得がいきます。

 

早すぎることも、遅すぎることもない!!

PAK160327390I9A9063_TP_V

一次試験と二次試験で全然傾向の違う結果になりましたが、

どの年齢層の人にもチャンスのある資格だということも分かりました。

 

合格率が4%程度の難易度の高い資格であるにも関わらず、

60代以上がこれほど健闘していることに感動すら覚えます。

このような試験を乗り越え、中小企業診断士として登録者した人たちを対象にしたアンケートによると、

一番多い年代である50代と40代で約半数を占め、次に多いのは60代。

20代、30代という若い世代は15%程度を占め、70代以上の方が10%弱。

 

この幅広い年齢層は、中小企業診断士という資格、

中小企業診断士としての業務の多様性をそのまま表していると言えるのではないでしょうか。

若い時に取得して、学んだことや人脈を本業に活かすも良し、

ある程度年齢を重ねた後、自分の職業人生の総まとめとして取得して、

資格で箔をつけるのも良し、取得するのに遅いも早いもない資格なので、

多くの人に目指して欲しい資格です。



-中小企業診断士の有効性
-

Copyright© 中小企業診断士に独学合格したけれど , 2019 All Rights Reserved.